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ひだまりの詩 間章 第3話

・・・そこまで話し終えると、月菜さんは一息ついて紅茶を飲む。
三月さんの淹れた紅茶を満足そうに堪能する彼女は、はふ と幸せそうなため息をひとつついた。
一段落、と言うことだろうか。
話に聞き入っていた僕は、

「なんか、怖い話と言うより、悲しい話ですね。」

と、率直な感想を言った。
話のあらすじとしては、不思議な力を持った少女が、その力の為に悲しい思いをする、という感じで、「怖い」と言う印象は受けなかったのだ。直接的な表現どころか、それを示唆するようなものでさえ見当たらなかったように思う。
怖い話というより、悲しい話。

ほんの少しの間があって、右隣にいた夕さんが話しかけてくる。

「うん、ここまでは、ね。 確かに悲しいお話だよ。
でも、こ こ か ら が怖いんだな~。」

少しおどけるように。
少しおどろかせるように。
そして
とてもたのしそうに、言った。

月菜さんではなく、夕さんの方から返事が返ってきたことに、少し驚く。
そんな僕を見つつ、夕さんがさらに言葉をつむごうとした、そのとき、

「く~。すぴ~。」

・・・寝息だった。
振り向くと、左隣の席で、とても気持ちよさそうに眠っているさちるの姿が目にはいる。
どうやら、月菜さんのお話を子守唄代わりに聞いていたらしい。
くっきりと左の頬に寝跡が付いていた。

なんとも間抜けた空気が場を支配する、その中で、月菜さんはさちるの姿を微笑ましそうに見つめると、

「今日は、もうお開きですね。」

と、はにかみながら言った。
ころっ と首を傾げながら言うその姿は、とても愛らしかったが、話の続きが気になる僕としては、正直、少し惜しい。
そんな僕の表情に気付いたのか、月菜さんは続けて言う。

「明日もお茶会はあります。そのとき、続きをお話しますから。
そんな血に飢えた殺し屋みたいな顔をしないでください。」

(・・・そんな表情をしていたとは。)
はっ、と顔をおさえる僕を見ながら、

「・・・冗談です♪」

月菜さんは、にこりと微笑んだ。




僕の想いとともに 『今日』がおわる

今日見つけた物は 明日も見つかるだろうか

今日出会えた人に 明日も出会えるだろうか

今日と明日の境界は 誰にも見えないけれど

今日と明日の境目に 何かを落としてしまわないように

今日見つけた物が 明日も見つかるように

今日出会えた人に 明日も出会えるように

僕の祈りとともに 『明日』がはじまる





間章 ~おとぎのはなし~ 終わり




 あとがき

やっと間章が終わりましたね。
次回から、第二章に入ります。
では、 では、    では。

少しだけ焦った日に あなたへ ぴんくいくま
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ぴんくいくま

Author:ぴんくいくま
・趣味
読書、テニス

・流行りもの
ファンタシースターポータブル
「歌ってみた」


・実施中の企画
「一日一杯、野菜ジュース」
「一日一杯、おいしい牛乳」
「就寝前の30分、筋トレ月間」
「1ヵ月食費1万円生活」

・今回の執筆BGM
 『歌に形はないけれど』
by フニ子

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